いま「働き方」というものが大きな矛盾を抱えています。
つまり、政治や社会が求める個人の多様な働き方を認めると、受け手である労働者側にとっては自分が勤めている会社に対する関心は薄れ、会社の方針や戦略など自分事にせず、あくまで他人事となります。
そして、取敢えずもらえる給料は貰っておこうと、言われたことだけはしっかりとこなすだけになり「自分の生活が守られればそれで良い」といった自分最適な働き方を促進させるのです。
そして、いざ会社の先行きに不安を感じれば、会社を辞めれば済むということになります。
現在、必死に変革に取組んでいる経営者は社員に対して主体的な行動やイノベーションなどを求めていますが、そういった変革に求められる働き方が根底から崩れてしまうのです。
続く